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糖尿病患者におけるレニン-アンジオテンシン系阻害薬およびその他の降圧薬の有効性の比較
meta-analysis

糖尿病患者におけるACE阻害薬の腎保護効果と優越性が示されたが,ARBとACE阻害薬の差は認められず。コスト面を考慮し,第一選択はACE阻害薬,併用薬はCa拮抗薬が望ましい。
Wu HY, et al. Comparative effectiveness of renin-angiotensin system blockers and other antihypertensive drugs in patients with diabetes: systematic review and bayesian network meta-analysis. BMJ. 2013; 347: f6008. PubMed


目的 レニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬のACE阻害薬とARBは,ともに他の降圧薬にない腎保護効果を有すると考えられており,主要ガイドラインでは糖尿病を合併した高血圧患者において費用を考慮しない場合の第一選択薬として推奨されている。しかし,ACE阻害薬とARBを直接比較した臨床試験はほとんどなく,糖尿病患者における腎保護効果に差があるかどうかは不明である。また,糖尿病合併高血圧患者におけるRAS阻害薬に併用する降圧薬の選択についても,合意は確立されていない。
糖尿病患者において,RAS阻害薬を含むさまざまな降圧薬が死亡および腎疾患に及ぼす影響を比較するため,ランダム化比較試験(RCT)のネットワークメタ解析を実施した。
一次エンドポイントは,全死亡,末期腎不全(ESRD),血清クレアチニンの2倍化。
対象 36,917例・63試験*。>18歳の糖尿病患者において,降圧薬(ACE阻害薬/ARB/α・β遮断薬/Ca拮抗薬/利尿薬の単剤/併用療法,プラセボ)を比較した追跡期間12ヵ月以上のRCTで,エンドポイントのいずれかが報告されているもの。糖尿病のタイプとアルブミン尿の重症度は問わなかった。
*ADVANCE(ACE阻害薬+利尿薬),DIABHYCAR(ACE阻害薬),ROADMAP(ARB),DIRECT-Protect 1,2(ARB),IDNT(ARB,Ca拮抗薬),RENAAL(ARB)など。
方法 Medline,PubMed,Scopus,Cochrane Libraryを検索(1970-2011年12月15日)。メタ解析,システマティックレビューを含め,参考文献も調査した。
結果 [全死亡(36,810例・62試験)]
全死亡は2,400例。
プラセボとの比較では,β遮断薬のみが有意に死亡リスクが高かった(オッズ比7.13;95% credible interval[確信区間]1.37-41.39)。
全死亡の抑制効果がβ遮断薬にくらべもっとも大きかったのは,ACE阻害薬+Ca拮抗薬(0.067;0.008-0.559),次いでACE阻害薬+利尿薬(0.121;0.020-0.658),ACE阻害薬(0.137;0.023-0.711),プラセボ(0.140;0.024-0.732),Ca拮抗薬(0.145;0.025-0.728),ARB(0.153;0.025-0.793)。β遮断薬以外の比較では有意な群間差を認めなかった。
最も有効な治療法である確率が最も高かったのは,ACE阻害薬+Ca拮抗薬(73.9%;ただし,プラセボとの有意差なし),次いでACE阻害薬+利尿薬(12.5%),ACE阻害薬(2.0%),Ca拮抗薬(1.2%),ARB(0.4%)。

[ESRD(25,813例・19試験)]
ESRD発症は766例。
いずれの比較でも有意差は認められなかった。
最も有効な治療法,2番目に有効な治療法である確率は,ACE阻害薬がもっとも高く(それぞれ29.6%,37.5%),次いでARB(26.6%,35.0%)。

[血清クレアチニンの2倍化(25,055例・13試験)]
血清クレアチニンの2倍化の発生は1,099例。
ACE阻害薬はプラセボ(0.58;0.32-0.90),β遮断薬(0.12;0.02-0.74)にくらべ有意にリスクが低かった。その他の比較では有意な群間差は認められなかった。
最も有効な治療法である確率は,ACE阻害薬が最も高かった(79.5%)。

(収載年月2014.09)
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