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バイアスを排したガイドラインをめざして
NHLBI 心血管疾患予防ガイドライン作成委員会座長にきく

Sidney C Smith, Jr.氏
ノースカロライナ大学心血管科学・医学センター所長,世界心臓連合会長


Sidney C Smith氏

心血管疾患の抑制は米国の重要な課題です。現在,心血管疾患リスク抑制のためガイドラインの作成に,米国心臓・肺・血液研究所(NHLBI)は資金提供していますが,その構成は次の3つの専門委員会と,2つの作業部会からなります。

専門委員会
「成人の血中コレステロールの管理:成人治療専門委員会(ATP)報告」
「成人の血圧管理:米国合同委員会(JNC)報告」
「成人の過体重・肥満の管理:肥満症専門委員会報告」

作業部会
「心血管リスクの評価:リスク評価作業部会報告」
「心血管リスク減少のための生活習慣の推奨:生活習慣作業部会報告」
「成人の心血管リスク抑制臨床ガイドライン:実施作業部会」

これらの進捗状況はWebサイトで確認できます。 わたしはすべての部会にメンバーとして参加しています。

NHLBIはガイドラインの推奨をエビデンスベースとすることを強く求めています。そのため各ガイドラインでは重要課題を提起し,文献の厳格な系統的レビューを行い評価基準にあったエビデンスをもとに重要課題に関する回答を求め,推奨をつくるというステップを踏みます。この手法は,これまでのガイドラインとまったく対照的です。以前のガイドラインは,とくに脂質のガイドラインは,ほとんど“マニュアル”で行われましたが,新しいガイドラインは科学的手法で作成されます。

このプロセスでは推奨に委員会のバイアスが入らないよう工夫しています。その最たるものはエビデンスレビューです。エビデンスレビューを作成委員会が行うとバイアスの入りこむ余地がでてきますから,文献をレビューしグレーディングを作成委員会とは独立した専門家が行います。

米国医学研究所(IOM)は,ガイドラインは出来うるかぎりエビデンスに基づいていること,さらには利益相反のないことという推奨を示しており,私たちはこれにしたがっています。推奨の基礎となるエビデンスに含まれる臨床試験の選択に影響する可能性のある,利益相反の関係を私たちはすべて停止しています。

また,女性や高齢者,他の民族など,エビデンスの少ない集団についてはできるだけ多くデータを収集したいと考え,文献検索に際してはこれらの集団のデータが得られるかどうかも検討しています。

実施作業部会では,ガイドラインが実施可能となるような文章で書かれているかを検討します。ガイドラインの執筆にあたっては,理解を容易にする独特の方法があり,それによって,なにをしてもよく,なにをしてはいけないかが明確にわかってもらえます。今後の課題としては,患者がガイドラインに沿った治療を受けられるようにする実行のためのガイドや,新しい戦略に役立つエビデンスとはどのようなものかを明らかにすることがあげられます。

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