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ESC2011 Hot Line III
PRODIGY | |
PROlonging Dual Antiplatelet Treatment after Grading Stent-induced Intimal Hyperplasia StudY | |
ステント植込み後の2剤併用抗血小板療法期間6ヵ月と24ヵ月の有害心イベント抑制効果は同等。 | |
背景・目的 |
ステント植込み後の抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)の至適期間については議論のあるところであるが,最近の研究(CREDO,PCI-CURE)では延長投与のほうがよいという結果が出ている。本試験では,薬剤溶出性ステント(DES:everolimus[EES], paclitaxel[PES],zotarolimus[ZES]),ベアメタルステント(BMS)植込み患者において,手技後のaspirin+clopidogrelの投与期間を2年間に延長した場合の有効性を,従来の6ヵ月投与と比較する。 [有効性の一次エンドポイント]全死亡,心筋梗塞,脳血管疾患,ステント血栓症(ARC定義)。 [安全性の一次エンドポイント]BARC(Bleeding Academic Research Consortium)出血基準タイプ2, 3, 5の出血。 |
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デザイン | ランダム化,4×2 factorial,オープン,多施設(3施設)。 |
対象 |
2,013例。ステント植込み適応患者(安定狭心症,急性冠症候群,ST上昇型心筋梗塞)。 除外基準:24ヵ月以内の大手術予定例,15日以内の大手術施行例,出血素因の既往,6ヵ月前までの脳卒中既往,経口抗凝固療法を要すものなど。 ■患者背景:平均年齢68歳, 男性(24ヵ月群74%, 6ヵ月群76%), 糖尿病(25%, 24%), 既往:心筋梗塞既往(27%, 26%);PCI歴(19%, 18%);脳血管疾患既往(3.7%, 4.0%), 安定冠動脈疾患(26%, 25%), 急性冠症候群(74%, 75%; 不安定狭心症18.5%, 18.5%, 非ST上昇型心筋梗塞22.9%, 22.8%, ST上昇型心筋梗塞32.5%, 33.3%), 多枝疾患(65%, 66%), 治療病変数(1.52, 1.57), 左前下行枝 (両群とも53%) , 左主幹部 (5.6%, 5.7%) , ステント植込み数 (1.82, 1.90) 。 |
期間 | 追跡期間は2年。 |
治療 | EES群(501例),PES群(505例),ZES群(502例),BMS群(505例)にランダム化後,DAPTの期間について,6ヵ月群(983例)と24ヵ月群(987例)にさらにランダム化。 |
結果 |
2年の追跡完了は99.6%。 6ヵ月後のDAPT実施率は6ヵ月群83.1%,24ヵ月群98.8%,24ヵ月後は6ヵ月群0.3%,24ヵ月群94.7%。
[有効性の一次エンドポイント(ステント血栓症を除く)]
[二次エンドポイント]
[安全性のエンドポイント] |
presenter: Valgimigli M, MD, Ph.D ( University of Ferrara, Italy ) |
▲UP |
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