編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Molenaar EA, Hwang SJ, Vasan RS, Grobbee DE, Meigs JB, D'Agostino RB, Levy D, Fox CS: Burden and rates of treatment and control of cardiovascular disease risk factors in obesity: the Framingham Heart Study. Diabetes Care. 2008; 31: 1367-72. [PubMed]

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●目的 肥満の程度と心血管疾患(CVD)リスク因子の治療との関連を検討した。
●デザイン コホート。
●試験期間 -
●対象患者 6801例:Framingham Offspring Studyの第7回調査(1998~2001年)および第三世代コホートの第1回調査(2002~2005年)の参加者のうち,CVDを認めない例。平均49歳。女性54%。
●方法 正常体重(2458例),過体重(2596例),肥満(1747例)に分類し,CVDリスク因子(高血圧,LDL-C高値,糖尿病)の治療内容およびコントロールを比較。
●結果 高血圧を有する肥満者における降圧薬使用(62.3%)は,正常体重(58.7%)または過体重(59.0%)よりも有意に高かったが(p=0.002),血圧コントロールは同等であった(それぞれ39.4%,36.7%,37.3%:p=0.48)。
LDL-C高値の肥満者における脂質低下薬使用(39.5%)は,正常体重(34.2%)または過体重(36.4%)よりも有意に高かったが(p=0.02),LDL-Cコントロールは同等であった(それぞれ29.2%,26.7%,26.0%:p=0.11)。
糖尿病患者においては治療薬の使用に有意差は認めなかったが(それぞれ55.0%,69.2%,50.0%:p=0.54),空腹時血糖値<126mg/dL達成率は,肥満者で有意に低かった(それぞれ15.7%,30.4%,20.7%:p=0.02)。
●結論 肥満および過体重例では,CVDリスク因子の治療およびコントロールが不十分であることが示された。