編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
2020年2月現在,1224報収載!
全トライアルリスト
[HOMEに戻る]
Sekikawa A, Tominaga M, Takahashi K, Eguchi H, Igarashi M, Ohnuma H, Sugiyama K, Manaka H, Sasaki H, Fukuyama H, et al: Prevalence of diabetes and impaired glucose tolerance in Funagata area, Japan. Diabetes Care 1993; 16: 570-574. [PubMed]

古くは久山町の疫学的成績があるが,舟形スタディでも糖尿病有病率が男性10.5%,女性12.9%であり,未診断例をいかに減らしていくかが重要である。【片山茂裕

●目的 山形県舟形町住民における糖尿病と耐糖能異常(IGT)の有病率を検討した。
●デザイン 疫学。
●試験期間 1990年8月試験実施。
●対象患者 1163例:≧45歳の山形県舟形町住民。登録時に糖尿病が認められた例(既診断例)52例。
除外基準:脳血管疾患,検査の実施が困難な疾患。
●方法 糖尿病の有無について電話または訪問による調査を行った。既診断例を除く未診断例(1111例)に対して75g OGTTを実施し,WHO基準を用いて糖尿病の有無を評価した。同時に身長,体重の測定および既往歴の調査を行った。
●結果 OGTTを実施予定であった1111例のうち,868例が実際に検査を実施され,うち864例(77.8%)を解析対象とした。
糖尿病有病率は男性10.5%(41/389例),女性12.9%(68/527例),IGT有病率は男性14.7%(57/389例),女性18.0%(95/527例)で,いずれも加齢とともに上昇していた。未診断例の糖尿病有病率は4.9%(57/1163例),既診断例は4.5%(52/1163例)とほぼ同等であった。
●結論 舟形地区における糖尿病の有病率は,これまでの日本における報告の2~4倍高かった。これまでの報告の多くが尿中ブドウ糖を予備検査として使用しており,有病率の相違は,糖尿病の評価法によるものであると考えられる。