編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Suematsu C, Hayashi T, Fujii S, Endo G, Tsumura K, Okada K, Morii H: Impaired fasting glucose and the risk of hypertension in Japanese men between the 1980s and the 1990s. The Osaka Health Survey. Diabetes Care 1999; 22: 228-232. [PubMed]

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●目的 日本人において,空腹時血糖異常(IFG)により高血圧発症リスクが増大するかどうかを年代別に調査した。
●デザイン 疫学,前向き。
●試験期間 調査期間は1981年~1984年と1991年~1994年。
●対象患者 1980年代群4130例,1990年代群4319例:大阪の男性会社員。35~60歳。
除外基準:高血圧(SBP≧140mmHg,DBP≧90mmHg,または降圧薬を服用)。IFG(空腹時血糖[FPG]値≧110,<126mg/dL)。2型糖尿病(FPG値≧126mg/dL,または血糖降下薬を服用)。
●方法 35歳以上は毎年の健康診断を2年に一度詳細に実施し,質問票によるライフスタイルの調査を行った。
●結果 4年の追跡期間中,80年代群では708例(17.1%),90年代群では848例(19.6%)が高血圧と診断された。また追跡期間中,80年代群の347例(8.7%),90年代群の458例(11.3%)がIFGとなった。多変量補正後のIFGを伴う男性の高血圧オッズ比は,80年代群が1.54(95%CI 1.01-2.34),90年代群が1.73(1.31-2.29)であり,IFGと高血圧は有意に関連することが示された。また90年代のデータでは,BMI 23kg/m²以下でIFGを呈する男性の高血圧オッズ比は2.31(1.46-3.65)であり,BMI 23.1kg/m²以上の男性では,FPG値が100mg/dL以上かつ110mg/dL未満の男性と100mg/dL未満の男性とを比べた場合,高血圧オッズ比は1.33(1.06-1.68)であった。
●結論 IFGは高血圧に対する独立したリスク因子であり,高血圧発症率は1990年代群のほうが1980年代群より高かった。