循環器トライアルデータベース

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Amiodarone versus Lidocaine in Prehospital Ventricular Fibrillation Evaluation

目的 院外心停止例において,電気的除細動の補助療法としての抗不整脈薬の有効性をlidocaineとamiodaroneとで比較する。
一次エンドポイントは生存してのICUへの入院。
コメント 心室細動の治療にはlidocaineが第一選択薬として推奨されているが,その効果はamiodaroneの方が優れている。今後,我が国においてもamiodaroneの静注用製剤の導入が期待される。(井上
デザイン 無作為割付け,二重盲検。
期間
対象患者 347例。平均年齢67歳。3回のショック,その後のepinephrine静注+ショックが無効の院外心室細動例。または最初の除細動成功後の心室細動再発例。
治療法 amiodarone群(180例):5mg/kg+lidocaineのプラセボ,lidocaine群(167例):10mg/mLに1.5mg/kg+amiodaroneのプラセボ,にランダム化。その後のショック後にも心室細動が持続するようであれば,amiodarone 2.5mg/kg,あるいはlidocaine 1.5mg/kgを追加投与し蘇生を継続した。
結果 救急救命士が心停止現場に到着するまでの平均時間は7分,出動から薬剤投与までは25分であった。
一次エンドポイントはamiodarone群で22.8%,lidocaine群12.0%であった(p=0.009,オッズ比2.17,95%信頼区間 1.21-3.83)。
救命士の出動から投薬までの時間が中央値(24分)以下だった例のうち,生存して入院したのはamiopdarone群で27.7%,lidocaine群で15.3%であった(p=0.05)。
★結論★電気的除細動が無効の院外心室細動例において,生存して入院する率はlidocaineに比べamiodaroneの方が高い。
文献
  • [main]
  • Dorian P et al: Amiodarone as compared with lidocaine for shock-resistant ventricular fibrillation. N Engl J Med. 2002; 346: 884-90. PubMed

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収載年月2002.05