循環器トライアルデータベース

FINE
Finland, Italy, Netherlands , Elderly

目的 欧州の高齢者における全死亡率と心血管リスク因子との関係を検討。
デザイン 疫学。
期間 65~84歳の男性。
参加者 2285例。フィンランドコホート:716例,オランダコホート:887例,イタリアコホート:682例。25年以上追跡しているSeven Countries Studyからのコホートが1980年半ばに開始された高齢者スタディに参加。
調査方法 登録開始から25年目に相当するフィンランドでは1984年,オランダ,イタリアでは1985年に再検査した。次の各リスク因子を測定:年齢,血圧,総コレステロール(TC),HDL-C,非HDL-C,BMI,喫煙,心拍数。
結果

[主な結果]
  • 10年総死亡率はフィンランドが最も高く(574人/1000人),オランダ(475人/1000人)とイタリア(466人/1000人)で低かった。3か国とも年齢,心拍数,喫煙は10年間の総死亡の独立した関連因子であった。非HDL-Cは総死亡に関係しなかった。HDL-C,収縮期血圧(SBP),BMIと総死亡率の関係は5年以内の初期死亡を除去するか否かで異なった。
    ★結論★老年男性では年齢,喫煙,心拍数が常に総死亡と関連していた(Menotti A et al: Cardiovascular risk factors and 10-year all-cause mortality in elderly European male populations; the FINE study. Eur Heart J. 2001; 22: 573-9.)。 PubMed
  • 5年後の死亡率はフィンランドが最も高く(297人/1000人),次いでオランダ(231人/1000人),イタリアで低かった(191人/1000人)。死亡の有意な予測因子は年齢で,ほとんどのケースで血圧,非HDL-C,HDL-C,BMI,心拍数,喫煙,冠動脈心疾患の発症は死亡率とU型の関係にあった。死亡率が最も低かったのは,非HDL-Cが183.3mg/dL,HDL-C 59.8mg/dL,SBP 177.5mmHg,BMI 30.2kg/m2(Menotti A et al: Short-term all-cause mortality and its determinants in elderly male populations in Finland, the Netherlands, and Italy; the FINE study; Finland, Italy, Netherlands elderly study. Prev Med. 1996; 25: 319-26.)。 PubMed

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ライフサイエンス出版
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収載年月2001.06