循環器トライアルデータベース

HEAP
Heparin in Early Patency

目的 パイロットスタディで認められた,急性心筋梗塞(AMI)患者における高用量heparin投与による梗塞責任動脈の早期開存を無作為試験で検証する。
コメント AMI例のprimary PTCA前に高用量のheparinを用いる意義は否定された。(井上
デザイン 無作為,オープン,多施設。
期間
対象患者 584例。症状発症から6時間以内,あるいは虚血状態が継続する場合は24時間以内の症例。
治療法 primary PTCA前に,heparin高用量群(300IU/kg,299例),あるいは低用量群(0あるいは5000IU,285例)に割付けた。
結果 PTCA前のTIMI grade 2あるいは3の患者は高用量群で65例(22%),低用量群で60例(21%)であった(p>0.1)が,うちgrade 3はそれぞれ38例(13%),24例(9%)であった(p=0.11)。梗塞責任動脈の開存数は両群間で差は認められなかった。輸血が必要な出血合併例は高用量群で10%,低用量群で6%であったが(p=0.07),出血性脳梗塞は発生しなかった。
文献
  • [main]
  • Liem A et al: High dose heparin as pretreatment for primary angioplasty in acute myocardial infarction: the Heparin in Early Patency (HEAP) randomized trial. J Am Coll Cardiol. 2000; 35: 600-4. PubMed

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ライフサイエンス出版
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収載年月2000.09