循環器トライアルデータベース

J-MUBA
Japanese Multicenter Study on Barnidipine with ABPM

目的 Ca拮抗薬barnidipineの降圧効果を携帯型自動血圧計による自由行動下24時間血圧測定(ABPM)によって評価する。
コメント 本試験は24時間血圧に関する用語の定義や測定方法,降圧効果指標としてのTP比の検証などから行われたことに意義がある。また夜間血圧非下降や早朝高血圧の臨床背景についての分析が行われた。(桑島
デザイン オープン,多施設。
期間 追跡期間は6か月以上。
対象患者 612例。30歳以上。外来随時血圧の観察期2回の平均が160/95mmHg以上。
治療法 barnidipine 10~15mg/日を6か月以上経口投与。中止規定は次の通り。副作用,合併症,偶発症の出現,薬剤の用法・用量調節にもかかわらず血圧コントロール不十分,過剰な降圧など。
結果 外来時SBP/DBPは観察期の169.0/99.5mmHgから140.0/82.6mmHg,ABPも148.0/88.6mmHgから133.0/80.6mmHgへと有意に下降した。ABP解析対象502例の高域例を夜間血圧変動パターンによりinverted-dipper,non-dipper,dipper,extreme-dipperに分類すると,夜間降圧が不十分なinverted-dipper,non-dipperでは治療後24時間を通じて昼夜同等の降圧がみられ,夜間血圧が正常に降圧するdipperでは夜間血圧に比し昼間降圧が大きかった。また昼間血圧が高いextreme-dipperでは昼間血圧に著明な降圧が認められたものの,夜間の降圧はほとんどなかった。早朝血圧でも,起床前:138/82mmHg→ 127/77mmHg,起床後:154/93mmHg→ 142/86mmHgと有意に降圧した(p<0.01)。副作用は,安全性解析対象600例中82例(13.7%)115件に認められた。
文献
  • [main]
  • 阿部圭志ほか. 長時間作用型Ca拮抗薬塩酸バルニジピンの血圧日内変動に及ぼす効果-大規模臨床試験J-MUBA最終成績-:Ther Res. 1999; 20(9): 2697-713.

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収載年月2000.09