循環器トライアルデータベース

ACUTE
Analysis of Coronary Ultrasound Thrombolysis Endpoints in Acute Myocardial Infarction

目的 急性心筋梗塞における経皮経管的冠動脈超音波血栓溶解療法の臨床可能性の評価。
コメント カテーテルに超音波を発生させて血栓溶解を試みる新しい治療法の可能性を示した。(中村中野永井
デザイン フィージビリティ・スタディー。
期間
対象患者 15例。前壁梗塞が確認されており,血管造影では左冠動脈前下行枝(LAD)においてTIMI grade 0または1の患者。
治療法 動脈内nitroglycerin 200μg,抗血小板薬aspirin 250~325mg,抗凝固薬heparin 15000単位投与。
超音波処理(18W)を60秒間隔で合計3分以下施行,その後,血管造影。冠動脈超音波血栓溶解療法が不成功(TIMI grade 0または1)の場合,PTCA施行。冠動脈超音波血栓溶解療法の成功後10分,12時間,24時間に血管造影を実施し,各時点で,TIMI grade 0~2,残存狭窄(≧30%),閉鎖のおそれがある場合にPTCA施行。
結果 1)冠動脈超音波血栓溶解療法により87%の患者で再灌流成功(TIMI grade 3)。
2)冠動脈超音波血栓溶解療法後のadjunct PTCAによる最終残存狭窄は20±12%。
3)血管造影上または臨床上の有害作用は,認められなかった。
4)12,24時間後の血管造影では,いずれの患者でも灌流の変化はみられなかった。
文献
  • [main]
  • Rosenschein U et al: Analysis of coronary ultrasound thrombolysis endpoints in acute myocardial infarction (ACUTE trial) ; results of the feasibility phase. Circulation. 1997; 95: 1411-6. PubMed

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収載年月1999.09