循環器トライアルデータベース

TAMI 8
Thrombolysis and Angioplasty in Myocardial Infarction 8

目的 rt-PA投与例におけるマウス由来モノクローナル抗体(m7E3 Fab)による血小板凝集抑制の効果と安全性を検討。
コメント m7E3 Fabは血小板GP IIb/IIIaに結合することにより血小板凝集抑制作用を示す。m7E3 Fab, rt-PA, heparin, aspirinを併用することは安全で有望な治療法であることが示唆された。(中村中野永井
デザイン パイロットスタディ。
期間 追跡期間は10週間。
対象患者 70例。18歳~76歳未満。症状発症後6時間以内の急性心筋梗塞患者。
治療法 治療群(60例):rt-PA投与開始から15時間後に,m7E3 Fab 0.10mg/kg, 0.15mg/kg, 0.20mg/kg, 0.25mg/kgのいずれかをボーラス静注。6時間後または3時間後に,0.15mg/kg, 0.20mg/kg, 0.25mg/kgのいずれかをボーラス静注。合計10群。対照群(10例):rt-PA治療のみ。全例,rt-PA100mgを投与。最初の1時間で60mg(10%をボーラス)投与後,20mg/時を2時間。
結果 GPIIb/IIIa受容体阻害作用と20μmol/L adenosine diphosphateによる血小板凝集抑制効果は,0.25mg/kg投与群で最大であった。出血イベントは,治療群15例(25%),対照群5例(50%)で発生。虚血再発は,治療群8例(13%),対照群2例(20%)。冠動脈造影で梗塞責任血管の開存が確認されたのは,治療群92%,対照群56%。
文献
  • [main]
  • Kleiman NS et al: Profound inhibition of platelet aggregation with monoclonal antibody 7E3 Fab after thrombolytic therapy; results of the thrombolysis and angioplasty in myocardial infarction (TAMI) 8 pilot study. J Am Coll Cardiol. 1993; 22: 381-9. PubMed

▲pagetop
EBM 「循環器トライアルデータベース®」
ライフサイエンス出版
ご不明の点はお問い合わせください
収載年月1999.09