循環器トライアルデータベース

GABI
German Angioplasty versus Bypass Surgery Investigation Trial

目的 2枝または3枝病変を有し,血行再建を要する患者におけるCABGとPTCAの臨床効果を比較。一次エンドポイントは術後1年の狭心症(CCS<II度)。二次エンドポイントは主要な心血管事故(死亡,MI),合併症,緊急インターベンション。
コメント 多枝病変を有する冠動脈疾患患者でCABGとPTCAを比較すると,1年後の狭心症については同程度に改善していた。(中村中野永井
デザイン 無作為,オープン比較,多施設。
期間 追跡期間は1年間。登録期間は1986年から’91年12月まで。
対象患者 359例。75歳以下。多枝病変の症状を有する患者。CCS II度以上,狭窄70%以上。
治療法 CABG群177例,PTCA群182例。
結果 1)CABG群はPTCA群に比し,術後の入院期間が長く(中央値19日vs 5日),Q波梗塞の頻度が高い(8.1% vs 2.3%, p=0.022)が,入院中の死亡は両群で有意差がなかった(CABG群2.5% vs PTCA群1.1%, p=0.431)。
2)狭心症をきたさなかったのは,退院後はCABG群93%,PTCA群82%(p=0.005),術後1年間ではCABG群74%,PTCA群71%。
3)1年間のフォローアップ中,緊急インターベンションはPTCA群44%に対し,CABG群では6%(p<0.001)。
文献
  • [main]
  • Hamm CW et al for the German angioplasty bypass surgery investigation: A randomized study of coronary angioplasty compared with bypass surgery in patients with symptomatic multivessel coronary disease. N Engl J Med. 1994; 331: 1037-43. PubMed
  • Rupprecht H-J et al on behalf of the GABI study group: Angiographic follow-up results of a randomized study on angioplasty versus bypass surgery (GABI trial). Eur Heart J. 1996; 17: 1192-8. PubMed

▲pagetop
EBM 「循環器トライアルデータベース®」
ライフサイエンス出版
ご不明の点はお問い合わせください
収載年月1999.09