循環器トライアルデータベース

TASS
Ticlopidine Aspirin Stroke Study

目的 脳卒中予防における抗血小板薬ticlopidineおよびaspirinによる治療において,その有効性と症例の属性との関係について検討。
デザイン 無作為,aspirin対照,二重盲検。
期間 追跡期間は2~6年。
対象患者 3069例。40歳以上(平均年齢63歳)。過去3か月以内に,一過性脳虚血発作,一過性黒内障,可逆性虚血性神経機能障害,軽度脳卒中,軽度の網膜虚血または脊椎脳底循環虚血を発症した症例。
治療法 ticlopidine群:500mg/日(分2),1529例。aspirin群: 1300mg/日(分2),1540例。抗血小板凝集薬や抗凝固薬は不許可。鎮痛薬はacetaminophenを投与。
結果 非致死性脳卒中および死亡の3年発生率はticlopidine群17%,aspirin群19%で12%の減少。致死性および非致死性脳卒中の3年発生率はticlopidine群10%,aspirin群13%で21%の有意な減少を示した。ticlopidineは性別を問わず奏功した。総コレステロールの平均はticlopidine群で9%,aspirin群で2%上昇し有意差がみられたが,LDL-C,HDL-Cの比率は両群に差はみられなかった。
文献
  • [main]
  • Hass WK et al for the ticlopidine aspirin stroke study group: A randomized trial comparing ticlopidine hydrochloride with aspirin for the prevention of stroke in high-risk patients. N Engl J Med. 1989; 321: 501-7. PubMed

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ライフサイエンス出版
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収載年月1999.09