循環器トライアルデータベース

IASSH
Italian Acute Stroke Study - Haemodilution

目的 急性期脳卒中患者に瀉血を行い,同用量のdextran 40で置換した場合,予後にどのような影響を及ぼすか検討。
デザイン 無作為,オープン,多施設。
期間 追跡期間は6か月。割付け期間は1984年11月から'86年12月まで。
対象患者 1267例。片半球脳卒中発症後12時間以内,ヘマトクリット≧35%。
治療法 血液希釈群633例,対照群634例。haptenic dextran 20mLの静脈内投与を実施した後,生理食塩水に溶解したdextran 40(350mL)を60分間で点滴投与。dextran 40を10分間投与した時点で静脈切開し,15~30分かけて350mL瀉血。初回dextran 40投与6~12時間後,12~24時間後の時点でヘマトクリットがなお35%を超えていた場合,そのつどdextran 40投与,瀉血を再実施。
結果 1)6か月後において,死亡数は血液希釈群175例,対照群174例。重度障害をきたした症例数は,血液希釈群168例,対照群157例。両群における分布は同等で,これは虚血性,出血性のサブグループにおいても同じ結果であった。
2)発症後6時間未満の虚血性脳卒中群,ヘマトクリット45%超のサブグループのいずれにおいても血液希釈による症状改善効果は認められなかった。
文献
  • [main]
  • Italian acute stroke study group: Haemodilution in acute stroke; results of the Italian haemodilution trial. Lancet. 1988; 331: 318-21. PubMed

▲pagetop
EBM 「循環器トライアルデータベース®」
ライフサイエンス出版
ご不明の点はお問い合わせください
収載年月1999.09