循環器トライアルデータベース

BAATAF
Boston Area Anticoagulation Trial for Atrial Fibrillation

目的 非リウマチ性心房細動症例における抗凝固薬低用量warfarin投与の脳卒中予防効果とリスクについて検討。
デザイン 無作為,オープン。
期間 追跡期間は平均2.2年。1990年4月13日,データモニタリング委員会は中止を決定。
対象患者 420例。平均年齢68歳。男性72%。
治療法 warfarin群212例,対照群208例に割付け。プロトロンビン時間比を対照値の1.2~1.5倍(INR 1.5~2.7)となるようwarfarin投与量を決定(1週あたりの平均投与量29.7mg)。warfarin群にはaspirinを服用しないよう指示。対照群ではaspirinを許可。
結果 1)warfarin投与開始直後の4週間を除き,プロトロンビン時間は試験期間の83%で目標範囲内。
2)脳卒中はwarfarin群で2例(年間発症率0.41%),対照群で13例(年間発症率2.98%),脳卒中リスクは86%低下した(p<0.0022)。
3)総死亡37例。死亡率は,warfarin群で年2.25%,対照群で年5.97%(p=0.005)。
4)致死性出血は,両群においてそれぞれ1例。入院ないし輸液を要するような出血の発現頻度は,ほぼ同等。軽度の出血の発生率は,warfarin群の方が高かった(warfarin群38例,対照群21例)。
文献
  • [main]
  • The Boston area anticoagulation trial for atrial fibrillation investigators: The effect of low-dose warfarin on the risk of stroke in patients with nonrheumatic atrial fibrillation. N Engl J Med. 1990; 323: 1505-11. PubMed

▲pagetop
EBM 「循環器トライアルデータベース®」
ライフサイエンス出版
ご不明の点はお問い合わせください
収載年月1999.09