循環器トライアルデータベース

ATACS
Antithrombotic Therapy in Acute Coronary Syndromes

目的 aspirin服用歴のない安静時不安定狭心症または非Q波梗塞患者において,抗血小板薬aspirinと抗凝固薬の併用療法とaspirin単独投与の効果を比較。
コメント aspirinと抗凝固療法の併用が不安定狭心症の治療として有効であることが示された。(中村中野永井
デザイン 無作為,オープン比較試験,intention-to-treat解析。
期間 追跡期間は12週間。
対象患者 214例。
治療法 単独投与群(109例)と併用療法群(105例)に無作為化。単独投与群はaspirin 162.5mg/日を投与,併用療法群はaspirin 162.5mg/日+heparin100単位/kgボーラス静注で開始し,2~3日後からwarfarinを投与。INRが2~3に達した時点でheparinの投与を中止。全患者に狭心症治療を行った。治療は胸痛発現後9.5±8.8時間に開始し12週間行った。
結果 14日後,心筋虚血のイベント発症が併用療法群で有意に減少した(10.5% vs 27%, p=0.004)。12週後に全虚血性イベントの発症は単独投与群25%に対し,併用療法群13%で,併用療法群で有意に減少(p=0.06)。冠動脈血行再建に無関係の重大な出血は単独投与群にはみられなかったが,併用療法群は2.9%発症した。
文献
  • [main]
  • Cohen M et al and the antithrombotic therapy in acute coronary syndromes research group: Combination antithrombotic therapy in unstable rest angina and non-Q-wave infarction in nonprior aspirin users; primary end points analysis from the ATACS trial. Circulation. 1994; 89: 81-8. PubMed

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収載年月1999.09