循環器トライアルデータベース

CAMIAT
Canadian Amiodarone Myocardial Infarction Arrhythmia Trial

目的 心筋梗塞(MI)後に心室性不整脈[心室期外収縮(PVC)≧10/時間,心室頻拍≧1/日]のある例の生命予後[心室細動(VF)からの蘇生,不整脈死]に対する抗不整脈薬amiodaroneの効果をプラセボと比較。
コメント MI後に心室性不整脈を合併する例では1~2年後の死亡率が高いことが疫学調査で明らかにされているが,amiodaroneは心事故(蘇生されたVF,不整脈死)の危険を有意に抑制した。層別解析でうっ血性心不全(CHF)合併例でamiodaroneの効果が大きかったが,心機能低下例ではamiodaroneの生命予後改善効果が弱まるとする成績もある。(井上
デザイン 無作為,プラセボ対照,二重盲検,多施設,intention-to-treat解析。
期間 追跡期間は1.79年。実施期間は1990年6月から'95年11年まで。
対象患者 1202例。平均年齢64歳。
治療法 amiodaroneは,初期投与量10mg/kg/日を2週間,維持量は300~400mg/日を3.5か月,ついで200~300mg/日を4か月,さらに200mgを5~7日/週を16か月間投与。対照群はプラセボを投与。
結果 心事故はamiodarone群で15例(4.5%),プラセボ群で24例(6.9%)と,amiodarone群で38.2%の有意な減少。on treatment解析でもamiodaroneによって心事故は有意に低下(48.5%, p=0.016)。amiodaroneの効果は,CHF合併例,MI既往例で大きかった。
文献
  • [main]
  • Cairns JA et al for the Canadian amiodarone myocardial infarction arrhythmia trial investigators: Randomised trial of outcome after myocardial infarction in patients with frequent or repetitive ventricular premature depolarisations; CAMIAT. Lancet. 1997; 349: 675-82. PubMed
  • [substudy]
  • -β遮断薬併用の意義:Circulation. 1999; 99: 2268-75. PubMed

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EBM 「循環器トライアルデータベース®」
ライフサイエンス出版
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収載年月1999.09
更新年月2000.09