循環器トライアルデータベース

ACIP
Asymptomatic Cardiac Ischemia Pilot Study

目的 冠動脈1枝に50%以上の狭窄があり,48時間のホルター心電図上,最低1回の無症候性虚血発作のある患者に対して,I群:狭心症状への薬物治療,II群:狭心症状+ホルター心電図上の虚血に対する薬物治療,III群:PTCAもしくはCABGによる血行再建術の3種類の治療法に分け有効性を比較。
デザイン 無作為割付け,オープン,多施設(10施設),intention-to-treat解析。
期間 追跡期間は2年。
対象患者 558例。
治療法 I群183例,II群183例,III群192例にランダム化。I群,II群の薬物療法ではβ遮断薬atenolol(必要に応じてCa拮抗薬nifedipine徐放錠),もしくはCa拮抗薬徐放性diltiazem(必要に応じてisosorbide dinitrate) を投与。対照としてI群ではプラセボ,II群では実薬を二重盲検で投与。
結果 2年後,全死亡率はI群6.6%,II群4.4%,III群1.1%であった(p<0.02)。死亡または心筋梗塞(MI)発症率はI群12.1%,II群8.8%,III群4.7%であった(p<0.04)。死亡,MI,または心疾患による再入院はI群41.8%,II群38.5%,III群23.1%(p<0.001)と,薬物療法に比し血行再建術は改善効果があった。
文献
  • [main]
  • Davies RF et al for the ACIP investigators: Asymptomatic cardiac ischemia pilot (ACIP) study two-year follow-up; outcomes of patients randomized to initial strategies of medical therapy versus revascularization. Circulation. 1997; 95: 2037-43. PubMed

▲pagetop
EBM 「循環器トライアルデータベース®」
ライフサイエンス出版
ご不明の点はお問い合わせください
収載年月1999.09