循環器トライアルデータベース

TAMI 1
Thrombolysis and Angioplasty in Myocardial Infarction 1

目的 急性心筋梗塞(AMI)後の患者において,緊急PTCAと待機的PTCAの効果を比較検討。
コメント t-PAにより急性期にTIMI grade 2以上の再灌流が得られたAMI症例において,残存狭窄に対するPTCAをいつ行うべきかを検討したものである。immediate PTCAとelective PTCAでは,院内死亡率,緊急CABG,左心機能,再閉塞率などに有意差はなく,immediate PTCAの有意性は明らかにならなかった。(中野中村永井
デザイン 無作為,オープン。
期間 追跡期間は10日。
対象患者 197例。平均年齢56歳。AMI発症から2.95±1.1時間後,血栓溶解療法後のTIMI grade 2または3。
治療法 血栓溶解療法(t-PA150mgを6~8時間かけて静注)後,すぐにPTCAを施行した緊急PTCA群99例と,7~10日後に施行した待機的PTCA群98例に無作為割付け。全例にheparin, aspirin, dipyridamole, diltiazemを併用投与。高血圧,狭心症再発,不整脈の治療にのみβ遮断薬を使用。
結果 再閉塞率は緊急 PTCA群で11%,待機的PTCA群で13%で両群間に有意な差はみられなかった。両群ともEFに有意な改善は認めなかった。梗塞域の壁運動は両群で同程度の改善がみられた。待機的PTCA群における再発性虚血による緊急 PTCAへの治療変更は16%であった(p=0.01)。7日目の血管造影で待機的PTCA群の14%に狭窄の改善を認めた。
文献
  • [main]
  • Topol EJ et al and the thrombolysis and angioplasty in myocardial infarction study group: A randomized trial of immediate versus delayed elective angioplasty after intravenous tissue plasminogen activator in acute myocardial infarction. N Engl J Med. 1987; 317: 581-8. PubMed

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収載年月1999.09