循環器トライアルデータベース

ACCT
Amlodipine Cardiovascular Community Trial

目的 軽・中等症高血圧患者でCa拮抗薬amlodipine単独治療の有効性を検討しているACCT試験の一環として,同剤の左室肥大(LVH)退縮効果を検討。
コメント amlodipine単独治療は性,年齢に関係なく左室肥大の退縮をもたらした。(桑島
デザイン オープン,多施設。
期間 追跡期間は42週。
対象患者 46例。降圧治療を中断した21歳~80歳の拡張期血圧(DBP) 95~110mmHgの軽症・中等症高血圧患者(過去6か月以内の心筋梗塞,薬物治療を必要とする狭心症,EF<40%,NYHA II以上のCHFの患者を除く)1384例(平均年齢55.5歳。白人79%,黒人21%)中,LVH(男性134g/m²,女性110g/m²以上)例。
治療法 2週間のプラセボ投与後,4週間,amlodipine 5~10mg/日を投与。目標DBP 90mmHg以下に到達した患者,もしくはDBPが10mmHg以上低下した患者は,12週間の維持期間を経て,さらに長期治療を受け,最後に心電図検査。LVH例は,治療16週目(18週)で心電図を再度,42週まで長期治療を継続。治療前および開始後16,42週目に心エコー図を用いて左室心筋重量を評価した。
結果 Mモード心エコー実施例124例中,46例(37%)にベースライン時の心電図でLVHが認められた。黒人は白人に比較してその率が高かった(64% : 34%, p<0.05)。左室肥大患者はベースラインの血圧がより高い傾向にあった。座位SBP,DBPは,amlodipine治療18週目で,平均163/102mmHgから139/86mmHgに有意に低下。左室重量は,治療16週目で平均20g/m²低下,42週で平均43g/m²低下した(p<0.001)。男女,老若間で,左室重量の低下率に差違はなかったが,治療18週目では,白人(-22±9g/m²)よりも黒人(-7±15g/m²)のほうが低下率が低い傾向にあった。
文献
  • [main]
  • Kloner RA et al for the ACCT study group: Effect of amlodipine on left ventricular mass in the amlodipine cardiovascular community trial. J Cardiovasc Pharmacol. 1995; 26: 471-6. PubMed
  • [substudy]
  • amlodipine単独治療は軽症・中等症高血圧の治療に有効かつ安全であり,女性においてより効果的である;Kloner RA et al for the amlodipine cardiovascular community trial study group. Am J Cardiol. 1996; 77: 713-22. PubMed

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EBM 「循環器トライアルデータベース®」
ライフサイエンス出版
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収載年月1999.09