循環器トライアルデータベース

VHAS
Verapamil in Hypertension and Atherosclerosis Study

目的 Ca拮抗薬verapamilと利尿薬chlorthalidoneの長期投与による降圧効果,安全性,頸動脈壁病変への効果を検討。
コメント verapamilの抗動脈硬化作用の有無を検討した試験であるが,降圧作用に関してはサイアザイド系利尿薬と同等の効果を有する。(桑島
デザイン 無作為,二重盲検の後オープン。
期間 追跡期間は2年(頸動脈の超音波診断を実施したサブグループについては4年)。
対象患者 1414例。40~65歳。本態性高血圧症例[座位収縮期血圧(SBP)≧160mmHg,拡張期血圧(DBP)≧95mmHg]。
治療法 verapamil群707例,chlorthalidone群707例。verapamil SR 240mg/日,またはchlorthalidone 25mg/日。
結果 1)試験開始2年後,SBPとDBPは,両群で有意に低下(verapamil群16.3/16.6%,chlorthalidone群16.9/16.2%, p<0.0001)。
2)DBPの正常化(≦90mmHg,あるいは≦95mmHgで,血圧低下≧10%)率は,verapamil群69.3%,chlorthalidon群66.9%。
3)心拍数の減少(5.8%)が認められたのはverapamil群のみであった。
4)verapamil群では,総コレステロールの低下(223.6→ 216.9mg/dL, p<0.01),HDL-C比の低下(4.9→ 4.5, p<0.01)が認められた。
5)chlorthalidone群では,verapamil群との比較において,高尿酸血症(血症尿酸塩>7.0mg/dL),低カリウム血症(血清カリウム<3.5mmol/L)の発生率が有意に高かった(p<0.01)。
文献
  • [main]
  • Rosei EA et al on behalf of the VHAS investigators: Clinical result of the verapamil in hypertension and atherosclerosis study. J Hypertens. 1997; 15: 1337-44. PubMed

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収載年月1999.09