循環器トライアルデータベース

DAVIT II
Danish Verapamil Infarction Trial II

目的 急性心筋梗塞(AMI)後の死亡と再梗塞などの主要なイベント発症に対する,Ca拮抗薬verapamilの効果を検討。
コメント 心不全の合併症のない症状ではAMI発症2週目からのverapamil投与は長期的予後を改善する。しかしわが国では心筋梗塞後のverapamilの使用は一般的に行われていない。本試験で用いられているverapamilの用量も非常に多い。(桑島
デザイン 無作為,プラセボ対照,二重盲検,多施設,intentoin-to-treat解析。
期間 追跡期間は最長18か月(平均16か月)。1985年登録開始,’89年1月実施終了。
対象患者 1775例。76歳未満。
治療法 verapamil群878例とプラセボ群897例に無作為化。verapamil群は360mg/日(分3)。ただし,副作用が生じた場合は1日1~2回投与。投薬は入院後2週目から開始。
結果 主要なイベント発症数はverapamil群で146例,死亡は95例,プラセボ群では180例にイベント発症,死亡は119例であった。18か月の死亡率は,verapamil群で11.1%,プラセボ群で13.8%(p=0.11),主要なイベント発症率は,各18.0%, 21.6%であった(p=0.03)。CCU(coronary care unit)の患者で心不全のない者の死亡率は,verapamil群7.7%,プラセボ群11.8%(p=0.02)。主要なイベントの発症率は,各14.6%と19.7%(p=0.01)であった。一方,心不全の患者では死亡率はverapamil群17.9%,プラセボ群17.5%(p=0.79),主要なイベント発症率は両群とも24.9%であった。
文献
  • [main]
  • The Danish study group on verapamil in myocardial infarction: Effect of verapamil on mortality and major events after acute myocardial infarction (the Danish verapamil infarction trial II-DAVIT II) . Am J Cardiol. 1990; 66: 779-85. PubMed

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収載年月1999.09