循環器トライアルデータベース

CAPE
Circadian Anti-Ischemia Program in Europe

目的 慢性安定狭心症患者における,心筋虚血の概日パターンに対するCa拮抗薬amlodipineの作用を検討。
コメント 長時間作用型Ca拮抗薬amlodipineをこれまでの治療に追加することにより,狭心症の発作,心筋虚血発作を有意に抑制できることが証明された。(桑島
デザイン 無作為,二重盲検,多施設。
期間 追跡期間は10週間。登録期間は1989年7月から'92年1月まで。
対象患者 315例。週3回以上の狭心症発作が1か月以上続き,48時間ホルター心電図で虚血発作が4回以上または,ST下降が20分以上みられたもの。
治療法 amlodipine群202例,プラセボ群113例。amlodipine(半減期35~50時間)を5mg/日投与し,4週間後10mg/日に増量,またはプラセボ投与。試験参加前より投与されている薬剤は継続,狭心症発作に対するnitroglycerin舌下錠は必要に応じて投与。
結果 最終評価できたのは250例。プラセボに比して,amlodipine群ではST下降の頻度と総和ST虚血面積が有意に低下した(各p=0.025, p=0.042)。amlodipine群では24時間にわたって内因性の概日パターンは変化しなかったが,虚血が減少した。狭心症の発症率は,amlodipine群で有意に低下し(70% vs 44%, p=0.0001),nitroglycerin使用量も有意に低下した(67% vs 22%, p =0.0006)。副作用の発生率はamlodipine群17.3%,プラセボ群13.3%,副作用による脱落例はamlodipine群2.0%,プラセボ群4.4%と安全性において群間に違いはみられなかった。
文献
  • [main]
  • Deanfield JE et al for the CAPE study group: Amlodipine reduces transient myocardial ischemia in patients with coronary artery disease; double-blind circadian anti-ischemia program in Europe (CAPE trial). J Am Coll Cardiol. 1994; 24: 1460-7. PubMed

▲pagetop
EBM 「循環器トライアルデータベース®」
ライフサイエンス出版
ご不明の点はお問い合わせください
収載年月1999.09