J-HOMECARE
Japanese Heart Failure Outpatients Disease Management and Cardiac Evaluation
心不全患者における在宅ベースの疾患管理プログラムによるアウトカム改善(第III相試験)。
目的: 心不全患者において,在宅での疾患管理プログラムが通常ケアにくらべて心理社会的状況,死亡率,心不全による入院,QOLを改善するか検証する。
主要評価項目:12ヵ月後の心理・精神症状(抑うつ,不安)。
副次評価項目:12ヵ月後の死亡;心不全による再入院,入院,QOL,身体活動。
デザイン: ランダム化,オープン。
セッティング:
期間: 追跡期間は12ヵ月。
試験期間は2007年1月-2011年5月。
対象: 156例の予定。18歳以上の男女。
除外基準:末期心不全(メカニカルサポート,静注強心薬の継続を要する);認知機能障害など。
方法: 在宅ベースの疾患管理プログラム群:看護師訪問による在宅での症状モニタリング,総合的なアドバイス,カウンセリング。
対照群:通常治療。
結果: 試験終了。
第77回(2013年)日本循環器学会Late Breaking Clinical Trialsで発表:在宅疾患管理プログラム(DMP*)群は通常治療群より,抑うつ,不安,QOLが改善し再入院率が低かった(DMP群79例,通常治療群82例;平均年齢76歳,女性30%→1年後の抑うつ[P=0.043],不安[P=0.029]はDMP群のほうが有意に少なく,精神的なQOL[P=0.046]はDMP群のみで有意に改善した。さらに同群は心不全による入院リスクも有意に低かった[P=0.037]。死亡率は両群同等であった:抄録に基づく)。
 看護師が退院後の2ヵ月間,2週間ごとに患者宅を訪問し,その後4ヵ月間は月に1回電話でフォロー。
ClinicalTrials.gov identifier: NCT01284400
ClinicalTrials.gov(米国医学図書館運営の臨床試験登録公開ウェブサイト)
(アクセス日2013年5月2日)より

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