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| STEMI | 血栓吸引後PCI vs PCI | 30日後の全死亡 | 
| 背景・目的 | : | ESCの現行ガイドラインでは,ST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者における治療で血栓吸引を推奨しており,2008年に発表されたTAPAS試験から手動血栓吸引は,従来PCIに比べ良好な心筋再灌流および転帰をもたらしたという結果が示された一方で,’09,’12年にはリスクが報告されている。 STEMI患者において,PCI前の血栓吸引による死亡抑制を検証する。  | 
| デザイン | : | ランダム化(registry-based randomized*),オープン,多施設(31施設:スウェーデン 29,デンマーク 1,アイスランド 1施設)。 * Registry-based Randomized Clinical Trial (RRCT):スウェーデンの登録研究(SCAAR)の参加者をランダム化し,SCAARのデータベースを使用してデータの収集を行う,登録研究に基づくランダム化比較試験(RCT)。追跡不能例がなく,信頼度の高い転帰データが得られ,従来のRCTよりもはるかに低コストが期待される。  | 
| 一次エンドポイント | : | 30日後の全死亡。 | 
| 対 象 | : | 7,244例のSTEMI。Swedish Coronary Angiography and Angioplasty Registry (SCAAR)登録研究の登録患者など。 | 
| 期 間 | : | 追跡期間は30日 | 
| 治 療 | : | 血栓吸引+PCI群(3,621例):血栓吸引後にPCI施行,PCI単独群(3,623群)。 | 
| 結 果 | : | 
[一次エンドポイント] 血栓吸引+PCI群2.8% vs PCI群3.0%:ハザード比0.94;95%信頼区間0.72-1.22(P=0.63)。 
[その他]  | 
▲UP  | 
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