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8月26日 Hot Line I Late Breaking Trials on Prevention to Heart Failure

PURE 
Prospective Urban Rural Epidemiology
各国の経済事情と生活習慣に合わせたテイラーメイドの心血管疾患予防戦略の必要性が示される(5大陸・17ヵ国・628地域 ・15万4,000人の大規模生活習慣調査)。
 
背景・目的
CVD危険因子の保有状況を都市化,性別,経済状況により調査。

 
デザイン
観察研究。

 
対象
15万4,000人。

 
期間

 
方法
食事のパターン,身体活動,喫煙状態を調査。

 
結果
  • 国内総生産(GDP)の増加に伴い,フルーツ,野菜の消費量が増加し,総脂肪・蛋白質からのエネルギー摂取の割合が上昇したが,炭水化物からのエネルギー摂取は低下。
  • 貧困状態にある人,あるいは貧困国の人はより身体活動が大きいが,これはおもに仕事,家庭,移動中のエネルギー消費量がより多いことによる。
    裕福な人,富裕国の人の義務的身体活動の著しい低さは, 娯楽での身体活動の高さでは相殺できない。
  • 裕福な人,富裕国の人ほど禁煙率が高く,喫煙率が低い。
  • 裕福な家庭と貧困家庭の食事,身体活動,喫煙の差は,地方在住者より都市部在住者のほうが小さい。

PUREウェブサイト:http://www.phri.ca/pure/index.html


 
presenter: S Yusuf, MD ( McMaster University, CA )


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