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8月28日 Hot Line III Late Breaking Trials on Arrhythmias and CAD

Atrial Fibrillation Ablation Pilot Registry 
心房細動(AF)アブレーション施行例には基礎心疾患のない若い発作性AFが多く,女性は3割のみ。アブレーション成功率は7割以上で,症状も改善した。合併症は周術期7.7%,1年後2.6%(欧州10ヵ国の登録研究)。
 
背景・目的
心房細動(AF)カテーテルアブレーションを施行した患者を登録し,患者背景,治療状況,臨床転帰,安全性・合併症などを調査。

 
デザイン
登録研究(欧州10ヵ国・72施設)。

 
対象
1,300例。アブレーションを施行したAF患者。
■患者背景:年齢60歳(中央値),女性28%,発作性AF 2/3,孤立性AF 38%。CHAD2スコア>1 81.6%,CHA2DS2-Vascスコア>1 76.2%。アブレーション適応の理由は症状軽減がほとんどであったが,「服薬のない生活をしたい」も3分の1近くみられた。

 
期間
追跡1年時の解析結果。
登録期間2010年10月-2011年5月。

 
結果
  • 有症状率:ベースライン時の約87%に対し,1年後には約46%に低下した。
  • 治療状況:1年後の時点で抗凝固薬の服用率は50%以上,抗血小板薬は28%,抗不整脈薬は3割以上。
  • 1年以内の再発率は26.1%,死亡は0.2%(4例[心血管死2例,非心血管死1例,不明1例])。すなわち「成功」(再発なし・生存)の割合は73.7%。再発例で初回再発までの期間を病型別に比較すると,発作性以外のAFにくらべ,発作性AFでは再発が有意に遅かった(P<0.0001)。
  • 合併症: 1年後の時点では2.6%(重篤なもの0.8%,脳血管イベント0.54%,血管傷害0.71%)と少なかったが,周術期では7.7%(重篤なもの1.7%)。

 
presenter: E Arbelo, MD, PhD ( Hospital Clinic de Barcelona , ES )


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