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Williams DO et al 1986 Anticoagulant treatment of unstable angina
結論 抗凝固療法は不安定狭心症の短期的治療に有効であることが示唆された。

目的 不安定狭心症患者における抗凝固療法の有効性を検討。
デザイン ランダム化。
セッティング 多施設(2病院:St Albans City Hospital,Queen Elizabeth II Hospital)。イギリス。
期間 追跡期間は6ヵ月。
1975年8月~1978年3月に対象施設に入院していた患者。
対象患者 102例。心電図上心筋梗塞(MI)の徴候が認められない安静時胸痛を有する患者,血清GOT(AST)最大値<24IU/L(正常値<20IU/L),過去6週間未満の労作性狭心症または症状の増悪がみられる患者,抗凝固薬に禁忌でない患者。
【除外基準】年齢>75歳,消化性潰瘍の既往,出血の可能性。
治療法 抗凝固療法群(51例:平均年齢56.1歳),対照群(51例:平均年齢54.3歳)にランダム化。heparinは1万Uを6時間ごとに48時間以上かけて静注。入院直後からwarfarin投与(初期投与量は10mg/日:3日間,その後はプロトロンビン時間を正常値>2倍に維持するため用量補正し,試験終了時まで継続投与)。鎮痛のためにはβ遮断薬を投与。その他,利尿薬,digoxin,抗不整脈薬,鎮静薬は必要に応じて個別に処方。
追跡完了率 表記なし。
結果

●評価項目
重度狭心症は抗凝固療法群3例,対照群10例,MIは2例 vs 3例,死亡は1例 vs 4例であり,合わせて6例(12%)vs 17例(34%)と抗凝固療法群で有意な抑制が認められた(p<0.05)。軽度の狭心症発作(1回未満/週)または発作のなかった例は,抗凝固療法群で72%,対照群で64%。

●有害事象
表記なし。

文献: Williams DO, et al. Anticoagulant treatment of unstable angina. Br J Clin Pract 1986; 40: 114-6. pubmed
関連トライアル FRAX.I.S, FRIC, VA-pilot
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