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EPIC 1997 Evaluation of c7E3 Fab for the Prevention of Ischemic Complications
結論 PTCA施行患者において,abciximabボーラス+静注投与は,3年という長期にわたる転帰改善効果を有することが示された。

目的 冠動脈形成術施行患者において,血小板GP IIb/IIIa受容体拮抗薬abciximabの長期投与による転帰改善効果を検討。
一次アウトカム:全死亡+心筋梗塞(MI)+血行再建術施行の複合。二次アウトカム:全死亡,MI,血行再建術施行。
デザイン ランダム化,プラセボ対照,二重盲検,intention-to-treat解析。
セッティング 多施設(56施設)。アメリカ。
期間 追跡期間は3年。
対象患者 2,099例。PTCAまたはDCA(directional atherectomy)成功例。進行性の心筋梗塞(MI),不安定狭心症,または冠動脈造影で高リスクにある患者。
治療法 次の3群にランダム化。
A群(708例):abciximab 0.25mg/kgボーラス投与後,10μg/分12時間静注。B群(695例):abciximab 0.25mg/kgボーラス投与後,プラセボ12時間静注。C群(696例):プラセボ0.25mg/kgボーラス投与後,プラセボ12時間静注。施行10分前にボーラス投与。
全例に施行2時間前からaspirin 325mg/日経口投与。PTCAまたはDCA施行中にheparin静注(活性化凝固時間≧300秒を維持)。
追跡完了率 30ヵ月後の追跡不完了は98例(4.7%:A群30例,B群33例,C群35例)。
【脱落理由】表記なし。
結果

●評価項目
3年後の一次アウトカム発生率は,A群41.1%,B群47.4%,C群47.2%であり,C群に比しA群で13%減少した(A群 vs C群,p=0.009)。死亡率は各6.8%,8.0%,8.6%(A群 vs C群,p=0.202),MI発症率は各10.7%,12.2%,13.6%(A群 vs C群,p=0.075)と有意差は認められなかったが,血行再建術施行率は各34.8%,38.6%,40.1%とA群でC群に比し有意な減少がみられた(p=0.021)。
治療抵抗性不安定狭心症または進行性MIを有する高リスク患者における死亡率は,各5.1%,9.2%,12.7%とC群に比較してA群で有意に60%減少した(p=0.01)。

●有害事象
表記なし。

文献: [main] Topol EJ, et al for the EPIC Investigator Group. Long-term protection from myocardial ischemic events in a randomized trial of brief integrin β3 blockade with percutaneous coronary intervention. JAMA 1997; 278: 479-84. pubmed
関連トライアル ACUITY GP IIb/IIIa inhibitors , BRAVE-3, CAPTURE 1997, CHAMPION pooled analysis, EASY, ECSG-UA, EPIC 1994, EPIC 1994, EPIC 1996, EPIC 1997, EPIC 1998, EPILOG 1997, EPISTENT 1998, EPISTENT 1999, EPISTENT 1999, EPISTENT 1999, ESPRIT 2000, ESPRIT 2001, GUSTO IV-ACS, IMPACT-II 1997, ISAR-SWEET, MULTISTRATEGY, PCI-CURE, PRISM-PLUS 1998, RAPPORT, SWISSI II, TAO, TARGET
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