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Hockings BE et al Placebo-controlled trial of enteric coated aspirin in coronary bypass graft patients. Effect on graft patency
結論 術後6ヵ月のグラフト閉塞率はaspirin群で低かったものの,有意差は認められなかった。禁忌でない限り,低用量aspirinの長期投与が推奨される。

目的 伏在静脈冠動脈バイパスグラフト術施行例において,徐放性腸溶型aspirinを施術前から投与した場合,6ヵ月後のグラフト開存性を改善するか否かを検討。
デザイン ランダム化,プラセボ対照,二重盲検。
セッティング 単施設。オーストラリア。
期間 追跡期間は6ヵ月。
対象患者 140例。平均年齢60歳。1986年12月~1989年12月の待機的冠動脈バイパスグラフト施行予定例。
【除外基準】CABGの施行歴,バイパスグラフト術に加え弁手術の施行歴または予定例,消化性潰瘍または重要な上部消化管の症状,出血性素因,aspirin不耐またはアレルギー,aspirin・非ステロイド性抗炎症薬・抗凝固薬投与の必要な患者。
治療法 aspirin 100mg/日(徐放性腸溶錠)投与群とプラセボ群にランダム化。両群とも施行7日前から投与を開始し,術後1,2日目も投与(必要な場合は経鼻胃管にて投与)。
開存性は冠動脈造影で評価。
追跡完了率 脱落またはプロトコール違反率は27.1%(38例)。
【脱落理由】重大なプロトコール違反(34例)など。
結果

●評価項目
登録症例数は140例であったが,追跡を完了したのは102例(aspirin群50例,プラセボ群52例),全340グラフト。
1本以上の伏在静脈グラフトが閉塞したのはaspirin群5例,プラセボ群9例で両群間に有意差はなかった。aspirin群(128グラフト)で6グラフト(4.7%),プラセボ群(145グラフト)で13グラフトが閉塞(9.0%),両群間に有意差なし。動脈グラフトでの閉塞発生率は3%で各群1例であった。

●有害事象
術後の出血率はaspirin群で高かったが,両群間に有意差は認められなかった。治療が原因と思われる脱落は1例のみで,上部消化管の症状によるものであった。

文献: Hockings BE, et al. Placebo-controlled trial of enteric coated aspirin in coronary bypass graft patients. Effect on graft patency. Med J Aust 1993; 159: 376-8. pubmed
関連トライアル Agnew TM et al, Antiplatelet Therapy after Coronary Artery Bypass Graft Surgery, Brooks N et al, Brown BG et al, CABADAS, Chesebro JH et al 1982, Chesebro JH et al 1984, Chevigné M et al, DAC, Ekeström SA et al, Gavaghan TP et al, GESIC, Green RM et al 1982, Guiteras P et al, Heiss HW et al, Hess H et al, Kallis P et al, Kohler TR et al, Limet R et al, McCollum C et al, McEnany MT et al, Meister W et al, Pantely GA et al, Pfisterer M et al, Pirk J et al 1986, Pirk J et al 1990, Rajah SM et al 1985, Rajah SM et al 1994, Sharma GV et al, Sreedhara R et al, Thaulow E et al, VA Cooperative CABG, VA Cooperative Study 1989, Veterans Affairs Cooperative Study, Veterans Affairs Cooperative Trials
on Antiplatelet Therapy after CABG
, Yli-Mäyry S et al
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