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Nye ER et al Effect of eicosapentaenoic acid on restenosis rate, clinical course and blood lipids in patients after percutaneous transluminal coronary angioplasty
結論 EPAはaspirin+dipyridamole併用と同等の再狭窄抑制効果を示したことから,代替療法となりうることが示唆された。

目的 PTCA施行後における高脂血症用薬ethyl icosapentate(EPA:商品名Maxepa)と抗血小板療法aspirin+dipyridamole併用の予後および再狭窄への効果を比較検討。
デザイン ランダム化,プラセボ対照。
セッティング ニュージーランド。
期間 追跡期間は1年。
対象患者 108例(男性79例,女性29例)。平均年齢54歳。PTCAを施行した狭心症患者。CABG施行歴がなく,抗炎症薬の継続投与を受けていない患者。
治療法 aspirin 300mg/日+dipyridamole 225mg/日(分3)投与群(35例:A+D群),EPA 2,160mg/日投与群(36例),プラセボ群(37例)にランダム化。PTCA施行後1年以内に血管造影を実施。
追跡完了率 1年以内の血管造影実施は99例(91.7%)。
【脱落理由】血管造影実施の拒否または不適性。
結果

●評価項目
狭心症の再発率は,A+D群21%(7例),EPA群14%(5例),プラセボ群30%(11例)であり,EPA群で低かった。施行後1年以内に血管造影を行った99例の病変による解析では,再狭窄率はA+D群17%(10/60病変),EPA群11%(7/61),プラセボ群30%(19/63)とEPA群ではプラセボ群に比し有意に抑制された(p<0.05)。

●有害事象
表記なし。

文献: Nye ER, et al. Effect of eicosapentaenoic acid on restenosis rate, clinical course and blood lipids in patients after percutaneous transluminal coronary angioplasty. Aust N Z J Med 1990; 20: 549-52. pubmed
関連トライアル Lembo NJ et al, M-HEART II, Rajah SM et al 1994, RESTORE, STARC
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