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Pirk J et al 1990 The effect of ibustrin on early aortocoronary bypass patency
結論 indobufen投与は有害事象を引き起こさず,かつ大動脈冠動脈バイパス術における早期の開存性はaspirin+dipyridamole併用と同等であった。

目的 大動脈冠動脈バイパス術施行例において,血流の低下しているバイパスにおける早期の開存性を抗血小板薬aspirin+dipyridamoleとindobufen(ibustrin)とで比較検討。
デザイン ランダム化。
セッティング 単施設。旧チェコスロバキア。
期間 追跡期間は1年。施行期間は1988年2月~1989年1月。
対象患者 49例(70バイパス)。上記施行期間において,周術期の血流が≦40mL/分のバイパスを1本以上有する早期閉塞の高リスク症例。
治療法 aspirin 500mg/日(分2)+dipyridamole 225mg/日(分3)投与群(39バイパス)とindobufen 400mg/日(分2)投与群(31バイパス)にランダム化。術後3時間から非経口投与を開始。腸蠕動再開後は経口投与に切り替え,術後1年間継続投与。開存性は術後7~10日の冠動脈造影で評価。
追跡完了率 表記なし。
結果

●評価項目
閉塞バイパスはaspirin+dipyridamole群11本(28.2%),indobufen群8本(25.8%)と開存率において両群間に有意差は認められなかった。血流>40mL/分のバイパスでは術後早期の閉塞はみられなかった。また,術後の経過および出血は両群で同等であった。

●有害事象
投与中止を必要とする有害事象の発生はみられなかった。

文献: Pirk J, et al. The effect of ibustrin on early aortocoronary bypass patency. Cor Vasa 1990; 32: 258-62. pubmed
関連トライアル Antiplatelet Therapy after Coronary Artery Bypass Graft Surgery, Brooks N et al, Brown BG et al, D'Addato M et al, Ekeström SA et al, GESIC, Guiteras P et al, Hockings BE et al, Limet R et al, Pfisterer M et al, Pirk J et al 1986, Rajah SM et al 1985, Rajah SM et al 1994, Sharma GV et al, Thaulow E et al, VA Cooperative CABG, VA Cooperative Study 1989, Veterans Affairs Cooperative Trials
on Antiplatelet Therapy after CABG
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