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Take S et al Effect of cilostazol in preventing restenosis after percutaneous transluminal coronary angioplasty
結論 cilostazolはPTCA施行後の再狭窄を抑制する可能性が示唆された。

目的 PTCA成功例における,抗血小板薬cilostazolの再狭窄に対する抑制効果を検討。
デザイン ランダム化。
セッティング 日本。
期間 追跡期間は4~6ヵ月(cilostazol投与群5.8ヵ月,非投与群3.9ヵ月)。
施行期間は1992年4月~1994年8月。
対象患者 68例。冠動脈疾患患者。PTCA施行により狭窄率が50%未満に改善され,主要な合併症がない患者。
治療法 cilostazol 100mg/日経口投与群(35例)とcilostazol非投与群(33例:aspirin 81mg/日投与25例,またはticlopidine 300mg/日投与8例)にランダム化。
施行直後から投与開始。施行前後に長時間作用型硝酸薬isosorbide,Ca拮抗薬,ACE阻害薬を投与。
追跡完了率 表記なし。
結果

●評価項目
PTCA直後の最小内腔径はcilostazol群1.8mm,非投与群2.0mm,狭窄率はcilostazol群24%,非投与群18%でいずれも両群間に有意差が認められた(p<0.05)。cilostazol群では追跡期間中に最小内腔径および狭窄率に変化はみられなかったのに対し(各1.7mm,29%),非投与群ではPTCA直後に比して有意に変化し(各1.5mm,38%:p<0.05),両群間に有意差が認められた(p<0.05)。
再狭窄(拡張径の損失≧50%)率はcilostazol群20%(7/35例),非投与群45%(15/33例),病変の解析ではcilostazol群17%(7/42),非投与群40%(16/40)と有意差が認められた(p<0.05)。

●有害事象
PTCAに関連した主要な合併症はみられなかった。胸痛の再発はcilostazol群6例(17%),非投与群5例(15%)であったが,両群間に有意差はみられず,大出血,心筋梗塞,CABG施行はいずれの群でも認められなかった。

文献: Take S, et al. Effect of cilostazol in preventing restenosis after percutaneous transluminal coronary angioplasty. Am J Cardiol 1997; 79: 1097-9. pubmed
関連トライアル M-HEART II, Schwartz L et al, STARC, Yoon Y et al
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