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Neirotti M et al Hemodynamic, hemorheologic, and hemocoagulative changes after treatment with picotamide in patients affected by peripheral arterial disease (PAD) of the lower limbs
結論 picotamideはフィブリノゲン代謝およびヘモレオロジーパターンを修飾し,かつ血管拡張作用を有することから,末梢閉塞動脈疾患患者の治療および二次予防に有効であることが示唆された。

目的 末梢動脈疾患患者において,抗血小板薬picotamideの血小板活性,ヘモレオロジー,凝固能,および血行動態パラメータに対する効果を検討。
デザイン ランダム化,プラセボ対照,二重盲検。
セッティング 単施設。イタリア。
期間 追跡期間は18ヵ月。
対象患者 20例(男性)。平均年齢61.5歳。Fontaine分類II度の末梢動脈疾患を有し,間欠性跛行の発症から6ヵ月以上の患者。無症状歩行距離400m未満,安静時足関節/上腕血圧比0.85未満の患者。
【除外基準】先天性および後天性出血性疾患,コントロール不能の重篤な高血圧症,肝および腎機能障害,他臓器の重大な疾患(虚血性心疾患など)患者など。
治療法 picotamide 900mg/日(分3)投与群(10例)とプラセボ群(10例)にランダム化。6ヵ月ごとに,Reid-Dormandyによる血液および赤血球濾過率,ドプラ血流計による下肢動脈圧,足趾光電脈波の振幅を測定。
追跡完了率 表記なし。
結果

●評価項目
picotamide投与群では6ヵ月後に血漿粘性度が,18ヵ月後にはフィブリノゲンおよびβ-トロンボグロブリン値が有意に低下した。プラセボ群では12ヵ月後に赤血球濾過率が,18ヵ月後に血液濾過率が有意に増加した。血液凝固パターンに関しては,両群ともにベースライン時からの有意な変化は認められなかった。また,picotamide投与により,足趾光電脈波の振幅が12ヵ月までに増加を示した。

●有害事象
表記なし。

文献: Neirotti M, et al. Hemodynamic, hemorheologic, and hemocoagulative changes after treatment with picotamide in patients affected by peripheral arterial disease (PAD) of the lower limbs. Angiology 1994; 45: 137-41. pubmed
関連トライアル ADEP, Cocozza M et al
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