抗血栓トライアルデータベース
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Cardiff-1
結論 心筋梗塞(MI)既往患者において,aspirinは入院後6ヵ月および12ヵ月の総死亡を抑制したが,本効果を検証するさらなる臨床試験の実施が望まれる。

目的 心筋梗塞(MI)既往患者における抗血小板薬aspirinの死亡抑制効果を検討。
デザイン ランダム化,プラセボ対照,二重盲検。
セッティング 多施設(6病院)。イギリス:South Wales。
期間 平均追跡期間はaspirin群12.2ヵ月,プラセボ群11.7ヵ月。
登録期間は1971年2月~1973年7月。1973年9月追跡終了。
対象患者 1,239例(男性)。平均年齢aspirin群55.2歳,プラセボ群54.8歳。
【除外基準】抗凝固療法を受けている患者,消化性潰瘍が疑われる患者。
治療法 aspirin(粉剤)300mg/日投与群(615例),プラセボ群(624例)にランダム化。
追跡完了率 脱落率は9.1%(113例:aspirin群49例,プラセボ群64例)。
【脱落理由】疾病(44例),有害事象(42例),患者の継続拒否(23例)など。
結果

●評価項目
追跡期間中の死亡はaspirin群47例(566例中),プラセボ群61例(560例中)で有意差は認められなかったが,aspirin投与により6ヵ月後の死亡は12%,12ヵ月後では25%減少した。また,いずれの年齢群(55歳未満,55~64歳,65歳以上)でも,プラセボ群の死亡率はaspirin群に比し高率であり,MI発症から試験参加までの期間が短い患者においても同様であった。

●有害事象
重篤な有害事象による中止例はなく,また消化管出血も認められなかった。

文献: Elwood PC, et al. A randomized controlled trial of acetyl salicylic acid in the secondary prevention of mortality from myocardial infarction. Br Med J 1974; 1: 436-40. pubmed
関連トライアル AMIS, ART, Elwood PC et al 1979, Elwood PC et al 1979, JAMIS, PARIS-II, PHS, Physicians' Health Study 1990, Physicians' Health Study 1991, VA-pilot, Verheugt FWA et al, WHS
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