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Elwood PC et al 1979 Aspirin and secondary mortality after myocardial infarction
結論 心筋梗塞(MI)既往患者においてaspirinは死亡抑制に有効であることが示唆され,これまでのエビデンスを裏づける結果が示されたが,結論には至っていない。

目的 心筋梗塞(MI)既往患者における抗血小板薬aspirinの死亡予防効果を検討。
デザイン ランダム化,プラセボ対照,二重盲検。
セッティング 多施設(12病院)。イギリス:South Wales。
期間 追跡期間は1年。
対象患者 1,682例(女性248例)。平均年齢aspirin群56.0歳,プラセボ群56.3歳。
【除外基準】抗凝固薬投与中の患者,消化性潰瘍の可能性,aspirinへの過敏症。
治療法 aspirin 900mg/日(分3)投与群(832例)とプラセボ群(850例)にランダム化。
対象患者の25%が梗塞後3日以内,50%が7日以内に投与開始。
追跡完了率 脱落率は27.1%(456例:各群ともに228例)。
【脱落理由】有害事象(187例),治療の変更(154例),患者の継続拒否(78例),再梗塞(37例)。
結果

●評価項目
総死亡はaspirin群102例(12.3%),プラセボ群126例(14.8%)であり,aspirin群で17.3%減少したが有意ではなかった。虚血性心疾患(IHD)死はaspirin群で22%減少。総死亡と非致死性IHD罹患(MIによる再入院)はaspirin群で28%と有意に抑制された(p<0.05)。

●有害事象
有害事象による投与中止はaspirin群98例,プラセボ群89例であった。

文献: Elwood PC, et al. Aspirin and secondary mortality after myocardial infarction. Lancet 1979; 2: 1313-5. pubmed
関連トライアル AICLA, AMIS, ART, aspirinの一次および二次予防効果(ATT), Canadian Multicenter Trial, CAPRIE 1996, Cardiff-1, CARS, CAST, clopidogrel追加による死亡率抑制効果, COMMIT, Copenhagen AFASAK, CREDO, EARLY, FRISC, GISSI-2 1990, ISIS-2, ISIS-2 10 year survival, ISIS-3, MATCH, PARIS-I, PARIS-II, PCI-CURE, PHS, Physicians' Health Study 1991, RISC 1990, RISC 1991, SAPAT, Sørensen R et al, Swedish Cooperative Study, TPT, VA-main, Verheugt FWA et al, WHS
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