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ART Anturane Reinfarction Trial
結論 sulfinpyrazoneは心筋梗塞(MI)発症後6ヵ月以内のハイリスク期間における心臓突然死の予防に有効であるが,7ヵ月以降の明らかな有効性は認められなかった。

目的 心筋梗塞(MI)既往患者におけるsulfinpyrazoneの心臓死への予防効果を検討。
デザイン ランダム化,プラセボ対照,二重盲検。
セッティング 多施設。
期間 追跡期間は平均16ヵ月。
登録期間は1975年9月~1977年7月。1978年8月試験終了。
対象患者 1,558例。平均年齢56.6歳。MI発症後25~35日。
治療法 sulfinpyrazone 800mg/日(分4)投与群(775例:S群)とプラセボ群(783例:P群)にランダム化。
追跡完了率 プロトコール遵守率は73.4%(1,143例)。
【脱落理由】同時投与が許可されない薬剤投与の必要性(83例),患者の拒否(67例)など。
結果

●評価項目
MI発症後24ヵ月の心臓死はS群43例,P群62例であり,S群で32%減少した(p=0.058)。突然死も,S群22例,P群37例とS群で43%有意に減少した(p=0.041)。6ヵ月後の心臓死はS群で有意に減少(17例 vs 35例,p=0.021)。6ヵ月後の突然死はS群で74%もの有意な死亡率の抑制が認められた(6例 vs 24例,p=0.003)。

●有害事象
sulfinpyrazone投与による重篤な有害事象は認められず,新規の疾患の兆候や症状による投与中止は両群ともに3.7%であった。

文献: The Anturane Reinfarction Trial Research Group. Sulfinpyrazone in the prevention of sudden death after myocardial infarction. N Engl J Med 1980; 302: 250-6. pubmed
関連トライアル AMIS, ARIS, ASPECT, ATIAIS, Canadian Cooperative Study 1978, Canadian Cooperative Study 1980, Canadian Multicenter Trial, Elwood PC et al 1979, FRAMI, FRISC, ISIS-2 10 year survival, Lijnen P et al, Sixty Plus Reinfarction Study, TIMI IIIB 1995, VA Cooperative Study 1989, VA-main, Wilcox RG et al
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