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STAI 1991 Studio della Ticlopidina nell'Angina Instabile
結論 安静時不安定狭心症である高リスク患者においてもticlopidine投与によるベネフィットが認められ,主に心筋梗塞(MI)抑制に有効であることが示された。

目的 高リスクである安静時不安定狭心症患者における,抗血小板薬ticlopidineと標準的治療の血管死および急性心筋梗塞(AMI)抑制効果を比較検討。
一次エンドポイント:6ヵ月後の血管死+AMIの複合。
デザイン ランダム化,intention-to-treat解析。
セッティング 多施設。イタリア。
期間 追跡期間は6ヵ月。
対象患者 489例。5回以上の安静時狭心症の既往(CCU入院前1週間に15分以上症状が持続)を有する,または入院前12時間以内に安静時狭心症(15分以上症状が持続)を発症した患者。
治療法 標準治療+ticlopidine(C+T)投与群(234例),標準治療単独投与(C)群(255例)にランダム化。C+T群はticlopidine 500mg/日(分2)+標準的抗狭心症薬(β遮断薬,Ca拮抗薬,硝酸薬),C群は標準的抗狭心症薬。CCU入院後48時間以内に治療開始。
追跡完了率 表記なし。
結果

●評価項目
6ヵ月後の血管死およびAMI発症率は,C+T群6.8%,C群14.9%であり,C+T群において54.4%の有意なリスク減少が認められた(オッズ比0.42,95%CI 0.22-0.80)。全AMIおよび非致死性AMIの発症も,C+T群で各65%,63%の減少がみられた(各オッズ比0.32,0.35)。
死亡(血管死+致死性MI)はC+T群で7例,C群では12例であり,リスク減少率は36%であった(オッズ比0.62,95%CI 0.21-1.74)。うちAMIによる死亡はC群で5例,C+T群では1例であった。

●有害事象
表記なし。

文献: Scrutinio D, et al.; Studio della Ticlopidina nell'Angina Instabile Group. Ticlopidine treatment for patients with unstable angina at rest. A further analysis of the study of ticlopidine in unstable angina. Eur Heart J 1991; 12 Suppl G: 27-9. pubmed
関連トライアル AAASPS 2003, ATACS, CAPTURE 1997, CAPTURE 1999, CAPTURE 2000, DANAMI, EPIC 1997, Gurfinkel EP et al, GUSTO IIb 1996, Holdright D et al, Ishikawa K et al, JAMIS, PRISM, PRISM-PLUS 1998, PURSUIT 1998, Spanish Multicenter Trial, STAI 1990, STIMS, TACTICS-TIMI 18 2001, Théroux P et al 1988, TIMI IIIB 1995, TRIM
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