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Rasmanis G et al Huddinge Effects of Intermittent Treatment With Aspirin on Thromboxane and Prostacyclin Formation in Patients With Acute Myocardial Infarction
結論 急性心筋梗塞(AMI)患者において,aspirin 500mgの間欠投与はPGI2産生に影響をおよぼさずにTXA2産生を効果的に抑制した。

目的 急性心筋梗塞(AMI)患者において,抗血小板薬aspirinがトロンボキサンA2(TXA2)およびプロスタサイクリン(PGI2)産生におよぼす影響を検討。
デザイン -
セッティング スウェーデン。
期間 追跡期間は30日。
対象患者 連続した20例。平均年齢aspirin群60.7歳,対照群63.9歳。AMI発症後24時間以内(平均9.3時間)。発症前7日間にaspirinまたは他のシクロオキシゲナーゼ阻害薬の投与歴がない患者。
治療法 緩衝aspirin 500mg投与群(10例:入院後12時間から投与開始,その後3日ごとに間欠投与,30日継続)と対照群(10例:aspirinまたは他のプロスタノイド合成阻害作用をもつ薬剤を非投与)にランダム化。
追跡完了率 全例でプロトコール完了(100%)。
結果

●評価項目
aspirin群においてTXA2産生の80%もの急速な低下が認められ,この抑制効果は30日間持続した(p=0.0013 vs ベースライン)。対照群でも緩徐な低下が認められたが,投与中は正常値に回復しなかった。また,aspirin群に比し低下度は有意に小さかった(p=0.0004)。一方,PGI2産生は両群で正常値が維持され,群間差はみられなかった。

●有害事象
両群において再梗塞,心臓死はみられず,冠動脈バイパス術施行は各1例であった。

文献: Rasmanis G, et al. Effects of intermittent treatment with aspirin on thromboxane and prostacyclin formation in patients with acute myocardial infarction. Lancet 1988; 2: 245-7. pubmed
関連トライアル CARPORT, De Caterina R et al, ISIS-2 10 year survival, RAPT
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