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Brown BG et al Improved Graft Patency in Patients Treated With Platelet-Inhibiting Therapy After Coronary Bypass Surgery
結論 CABG後のaspirin単独,aspirin+dipyridamole併用投与によるグラフト開存効果は同等であり,また術後早期のaspirin投与は経済的,かつ有効であった。本試験ではdipyridamole併用による有効性の増加は証明されなかった。

目的 CABG後のグラフト開存効果を,抗血小板薬aspirin単独投与とaspirin+dipyridamole併用投与で比較検討。
デザイン ランダム化,プラセボ対照,二重盲検。
セッティング アメリカ。
期間 追跡期間は1年。
対象患者 連続した147例(男性)。34~70歳。
【除外基準】消化性潰瘍の既往,aspirinに忍容性がない患者など。
治療法 施行前にaspirin+dipyridamole併用投与群(49例:ASA+DP群):ASA 975mg+DP 225mg/日(分3),aspirin投与群(47例:ASA群):ASA 975mg/日(分3)+DPプラセボ,プラセボ群(51例)にランダム化。
ランダム化に際し,喫煙,空腹時血清コレステロール値で層別化して各群に均等に割り付けた。最初の78例は出血あるいは血小板減少が発生しなければ術後3日目に投与を開始,合併症の発症がなかったため残り49例は2日目から開始した。1年後に冠動脈造影を再実施。
追跡完了率 脱落率は13.6%(20例)。試験を終了したのは127例(86.4%)399グラフト(ASA+DP群45例,ASA群38例,プラセボ群44例)。
【脱落理由】再冠動脈造影実施の拒否(4例),有害事象(4例),試験期間中の死亡(3例)など。
結果

●評価項目
投薬の開始は術後平均67時間。閉塞の有意な予測因子となるような登録時の患者背景はなかった。
グラフトの開存率はASA+DP群67%,ASA群74%,プラセボ群59%であった。プラセボ群と比較したグラフト閉塞の相対リスクはASA+DP群0.50(p=0.04),ASA群0.47(p=0.04)。この有効性は,重要グラフト(血流>40mL/分,血管径>1.5mm)の閉塞低下によるものであった。
閉塞率はASA+DP群で14%,ASA群で12%,プラセボ群21%。またプラセボ群のlacking reactive hyperemia グラフトの閉塞率は32%(抗血小板療法群と比較した相対リスク0.26,p<0.01)。
治療が最も効果的だったのは術後2日目あるいはそれ以前に投与を開始した場合であった。

●有害事象
表記なし。

文献: Brown BG, et al. Improved graft patency in patients treated with platelet-inhibiting therapy after coronary bypass surgery. Circulation 1985; 72: 138-46. pubmed
関連トライアル Agnew TM et al, Antiplatelet Therapy after Coronary Artery Bypass Graft Surgery, Bollinger A et al, Brooks N et al, CABADAS, Chesebro JH et al 1982, Chesebro JH et al 1984, D'Addato M et al, Ekeström SA et al, Findlay JM et al, Gavaghan TP et al, GESIC, Green RM et al 1982, Guiteras P et al, Hess H et al, Hockings BE et al, Kallis P et al, Limet R et al, McEnany MT et al, Pfisterer M et al, Pirk J et al 1986, Pirk J et al 1990, Post CABG, Rajah SM et al 1985, Rajah SM et al 1994, Sharma GV et al, Sreedhara R et al, Steele P, Thaulow E et al, VA Cooperative CABG, VA Cooperative Study 1989, Veterans Affairs Cooperative Study, White HD et al, Yli-Mäyry S et al
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