抗血栓トライアルデータベース
home
テキストサイズ
CDPA Coronary Drug Project Aspirin
結論 心筋梗塞(MI)既往の男性患者において,aspirinは冠動脈疾患(CHD)二次予防に有効であることが示唆されたが,症例数が少なく,追跡期間も短かったためにさらなる検討が必要とされる。

目的 心筋梗塞(MI)既往患者における,抗血小板薬aspirinの冠動脈疾患(CHD)罹患率および死亡率におよぼす影響を検討。
一次エンドポイント:全死亡。
デザイン ランダム化,プラセボ対照,二重盲検。
セッティング 多施設(53施設)。アメリカ。
期間 追跡期間は10~28ヵ月(平均22ヵ月)。
1972年登録開始,1974年追跡終了。
対象患者 1,529例(男性)。Coronary Drug Projectに登録された,estrogenまたはdextrothyroxine投与を受けているMI既往患者。60%が55歳以上,75%がMI発症から5年以上経過。
治療法 aspirin 972mg/日(分3)投与群(758例)とプラセボ群(771例)にランダム化。
追跡完了率 プロトコール・処方せん遵守率は>80%。
【脱落理由】表記なし。
結果

●評価項目
全死亡はaspirin群で5.8%,プラセボ群では8.3%であり,aspirin群で30%減少した。冠動脈死はaspirin群で27%減少(4.6% vs 6.4%),心血管突然死においてもaspirin群で19%減少した(2.6% vs 3.2%)。非致死性MIは両群間に差はみられなかった。

●有害事象
aspirin群においてプラセボ群に比し,急性痛風性関節炎(2.6% vs 0.9%),足部痛風(1.3% vs 0.2%),上部胃腸管刺激(胃痛:12.5% vs 6.3%)の発生率が高かった。

文献: [main] The Coronary Drug Project Research Group. Aspirin in coronary heart disease. Circulation 1980; 62(6 Pt 2): V59-62. pubmed
関連トライアル AMIS, CARS, CAST, CREDO, ESSENCE 1997, FRIC, FRISC, Kereiakes DJ et al 1996, M-HEART II, OPUS-TIMI 16, PARIS-I, PCI-CURE, STARS, TPT, White HD et al
関連記事