抗血栓トライアルデータベース
home
テキストサイズ
Harjola P-T et al Prevention of Early Reocclusion by Dipyridamole and ASA in Arterial Reconstructive Surgery
結論 末梢動脈再建術施行例における抗血栓療法としてのaspirin+dipyridamole併用投与の有効性が示された。

目的 末梢動脈再建術施行例における,抗血小板薬aspirinとdipyridamoleの単独または併用投与による再閉塞の予防効果を比較検討。
デザイン ランダム化,プラセボ対照。
セッティング 単施設。フィンランド。
期間 追跡期間は平均10日。
対象患者 364例。動脈内膜切除術施行患者166例,その他のバイパス術を施行した242例(数例において2種類以上の再建術を施行)。
治療法 aspirin 1,500mg+dipyridamole 450mg/日(分3)併用投与群(93例),dipyridamole 450mg/日(分3)投与群(93例),aspirin 1,500mg/日(分3)投与群(92例),プラセボ群(86例)にランダム化。
追跡完了率 表記なし。
結果

●評価項目
再閉塞の発生は,dipyridamole+aspirin併用群では認められず,dipyridamole単独群,aspirin単独群ともに6例,プラセボ群では12例に認められ,併用群ではプラセボ群に比し有意な抑制が認められた(p<0.001)。また,動脈内膜切除術施行例においては4.8%,バイパス術施行例では6.6%に再閉塞が認められたが,有意差はみられなかった。

●有害事象
有害事象に関しては,aspirin投与により胸やけと軽度の発疹が2例ずつ認められた。全群において出血性合併症は認められなかった。

文献: Harajola PT, et al. Prevention of early reocclusion by dipyridamole and ASA in arterial reconstructive surgery. J Cardiovasc Surg (Torino) 1981; 22: 141-4. pubmed
関連トライアル ARPA, ATIAIS, CABADAS, Chesebro JH et al 1982, D'Addato M et al, ESPRIT 2006, ESPS-2 1996, Green RM et al 1982, Heiss HW et al, Hess H et al, Libretti A et al, PARIS-I, Rajah SM et al 1994, Sreedhara R et al, White HD et al
関連記事