抗血栓トライアルデータベース
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STAI 1990 Studio della Ticlopidina nell'Angina Instabile
結論 本試験から,不安定狭心症の進行に血小板は重要な役割を担っていることが確認され,ticlopidineをはじめとする抗血小板療法による心血管イベントの予防効果が示された。

目的 不安定狭心症患者において,抗血小板薬ticlopidineによる抗血小板治療が標準的治療と比較して,心筋梗塞(MI)および血管死をより有効に抑制するかを検討。
一次エンドポイント:血管死(脳卒中,うっ血性心不全,突然死を含む)+非致死性および致死性MIの複合。
デザイン ランダム化,オープン,intention-to-treat解析。
セッティング 多施設。イタリア。
期間 追跡期間は6ヵ月。
対象患者 652例。年齢≦75歳(平均60.1歳)。男性71.8%。
治療法 標準治療+ticlopidine(C+T)群(314例),標準治療単独(C)群(338例)にランダム化。C+T群はticlopidine 500mg/日(分2)+標準的抗狭心症薬(β遮断薬,Ca拮抗薬,硝酸薬),C群は標準的抗狭心症薬。CCU入院後48時間以内に治療開始。
追跡完了率 逸脱率は17.5%[114例:C+T群60例(19.1%),C群54例(16.0%)]。
【脱落理由】バイパスまたはバルーン血管形成術施行(53例),治療拒否(16例),有害事象(15例)など。
結果

●評価項目
一次エンドポイント発生率は,C+T群7.3%,C群13.6%であり,C+T群において46.3%リスクが減少した(p=0.009)。血管死は,C+T群2.5%,C群4.7%であったが,リスク減少率(46.8%)に有意性は認められなかった(p=0.139)。非致死性MIの発症は,C+T群4.8%,C群8.9%で,C+T群で46.1%リスク減少(p=0.039)。新たなQ波MIの発症は,C+T群3.8%,C群6.8%で,リスク減少率44.1%に有意性は認められなかった(p=0.091)。全MI発症は,C+T群5.1%,C群10.9%であり,C+T群で有意にリスクが減少した(p=0.006)。

●有害事象
表記なし。

文献: main Balsano F, et al and the Studio della Ticlopidina nell'Angina Instabile Group. Antiplatelet treatment with ticlopidine in unstable angina. A controlled multicenter clinical trial. Circulation 1990; 82: 17-26. pubmed
関連トライアル Canadian Multicenter Trial, JAMIS, MATTIS, PARAGON-A, PRISM-PLUS 1999, RESTORE, Spanish Multicenter Trial, STAI 1991, STIMS, TACTICS-TIMI 18 1998, TIMI IIIB 1994, TRIM, TRITON-TIMI 38 early and late benefits
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