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Teoh KH et al 1987 Blood Conservation With Membrane Oxygenators and Dipyridamole
結論 膜型人工肺およびdipyridamoleは独立して血小板保護効果があり,至適血球保護は膜型人工肺+dipyridamoleで達成された。

目的 待機的冠動脈バイパスグラフト施行患者において,膜型人工肺および抗血小板薬dipyridamoleの血小板数,血小板活性化産物(血漿トロンボキサン:TX,血小板第4因子:PF4),術後出血に対する効果を検討。
デザイン ランダム化。
セッティング カナダ。
期間 追跡期間は3日。1984年7月登録。
対象患者 44例。バイパス術施行前の週にaspirinまたは他の抗血小板薬の投与歴がない患者。
治療法 次の4群にランダム化。気泡型人工肺群(8例),気泡型人工肺+dipyridamole投与群(10例),膜型人工肺群(11例),膜型人工肺+dipyridamole投与群(15例)。dipyridamoleは0.24mg/kg/時(体重70kgの場合400mg/日)静注を術前22時間に開始し,周術期および術後1日目の午前9時まで継続静注。術後1日目の午前9時から,dipyridamole 225mg+aspirin 975mg/日(分3)を経口投与。
追跡完了率 表記なし。
結果

●評価項目
気泡型人工肺群が最も術後の血小板数が少なく,出血量が多く,血液製剤の投与量は最大であった。血小板数が最大で出血が最小だったのは膜型人工肺+dipyridamole群であった(p<0.05)。気泡型人工肺+dipyridamole群,膜型人工肺群の術後の血小板数,出血量は中間であった。血漿TXB2およびPF4濃度は心肺バイパス術中に全群で上昇した。

●有害事象
表記なし。

文献: Teoh KH, et al. Blood conservation with membrane oxygenators and dipyridamole. Ann Thorac Surg 1987; 44: 40-7. pubmed
関連トライアル Chesebro JH et al 1982, Findlay JM et al, Teoh KH et al 1988
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