骨粗鬆症―日本のガイドライン・世界のガイドライン
ここでは,骨粗鬆症の診断・治療・評価に関する世界のガイドラインをとりあげます。
 
骨粗鬆症の診断に関する各ガイドラインの推奨事項〈症例呈示〜ガイドラインに沿った診断の進め方〉
 三木隆己(大阪市立大学医学部老年科・神経内科助教授)
1.骨粗鬆症の診断―日本のガイドライン
  2.骨粗鬆症の診断−海外のガイドラインとの比較
  3.〈症例呈示〉ガイドラインに沿った診断の進め方


 3.〈症例呈示〉ガイドラインに沿った診断の進め方

ここでは典型的な症例を呈示し,ガイドラインの推奨事項を踏まえた診断の進め方を解説する。
診断に際して問題になる事項をQuestionの形式でまとめれば
Q1: 骨粗鬆症の検査を行うかどうか,そしてその理由は
Q2: どのような検査をどのような順で実施すればよいか
Q3: 鑑別すべき重要な疾患とそのポイントは


【症例呈示】
82歳女性。自覚症状はないが,骨の精査を勧められて来院。
症例:82歳女性
<主訴> 骨の検査。
<原病歴> パーキンソン病にて治療を受けている。最近転倒することが多くなり,超音波による骨検診で,精査を勧められたこともあり,骨折を恐れて,精査を希望して来院。歩行障害はあるが,腰痛などの自覚症状はない。
<家族歴> 母親が大腿頸部骨折で入院。


 ■診断を進めるにあたって留意すべき点は以下のとおりである
  (1) 骨粗鬆症に関する検査をするかどうか
  (2) 骨密度測定をするかどうか
  (3) 骨密度測定部位,機種の決定
  (4) 鑑別診断に必要な検査項目


 ■以上の留意点を考慮し,呈示した症例について次のように判断する
  Q1: 骨粗鬆症の検査を行うかどうか,そしてその理由は  → Answer 1
  Q2: どのような検査をどのような順で実施すればよいか  → Answer 2
  Q3: 鑑別すべき重要な疾患とそのポイントは  → Answer 3


 ■以上の諸点を検討・検査を行った結果,本症例の診断および今後の治療推奨は次のようであった
 本症例のまとめ


 
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