| a) |
骨密度が評価できない場合:
椎体レントゲン検査にて骨粗鬆症化および椎体骨折の有無を評価。ただし,超音波による骨評価は診断基準値が設定されていない。 |
| b) |
骨粗鬆症,骨減少症,正常の区分:
骨密度の若年者平均(YAM)からの減少の程度(%),レントゲンでの骨粗鬆症化の有無および椎体骨折の有無にて判断する( 図
)。 |
| c) |
ステロイドホルモン投与者や閉経前骨粗鬆症の診断基準:
両者の診断基準は明らかにされていない。特に,ステロイド骨粗鬆症については,骨折頻度が高く,一度骨折が生じると短期間に他の椎体にも波及すること,また,骨折抑制効果の明らかな薬剤があることから,原発性骨粗鬆症基準とは別にすべきとの考えもあるが,診断基準はそのままで治療ガイドラインにより対応するのがよいとの意見が多い。
なお,男性の骨粗鬆症診断基準は,海外では明らかにされていないが,わが国では女性と変える必要はないとされている。ただし,腰椎よりも大腿骨骨密度(頸部および全体)による評価が推奨され,そのカットオフ値は公表されている1)。
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| d) |
生化学検査・骨代謝マーカー:
鑑別診断や骨粗鬆症病態診断に関する生化学検査や骨代謝マーカーについての記載はない。
原発性骨粗鬆症は,血清Ca,リンおよびアルカリフォスファターゼ(ALP)が正常でなければ,二次性骨粗鬆症の可能性も視野に入れる。ただし,ALPは正常上限の1.5倍程度までの増加はしばしばみられる。
なお,骨代謝マーカーについては,骨粗鬆症学会骨代謝マーカー検討委員会報告に取り扱いについて記載されている2)。 |